長文になりますが私のニキビに対する考えをお読みください。
若い人のニキビが治らない、とは、よく言われることです。
それはなぜでしょう?
ニキビは成長期のホルモンの影響を強く受け、オイリーな体質、油ものや甘いものや炭水化物や刺激の強い食べ物を多く食べることも関係し、睡眠時間やストレスなどにも左右されます。紫外線や汗も悪くなる原因です。さらに化粧行為が悪化させます。
思い当たる項目が複数あるはずです。が、それらを注意しても、治りません、とも、よく言われます。でも、かなり厳密に上記を改善させれば、変わります。変わらないのは、ホルモンがある程度の年齢にならないと安定しないから、そして、よほどのできやすい体質か、努力がまだまだ不足です。ほとんどの場合、治療なしでニキビを0にすることは、難しいです。
皮膚科に通ってもニキビが治らない、とも、よく言われることです。
いちばんの原因は健康保険適応の治療が限られているからです。
欧米諸国では第一選択であった、ディフェリンという効き目のある外用薬がようやく最近認められましたが、それまでは、30年前とほとんど治療が変わっていません。
抗生物質の内服薬が基本です。これに漢方薬やビタミン剤を加えます。
ニキビといっても、毛穴の詰まった初期のコメドと呼ばれる状態から、炎症が強く膿をためた状態、膿が出てしまって赤みが残った状態、繰り返した肌がでこぼこの跡になってしまった状態など、さまざまです。
状態によって対処を変えたいところですが、保険適応の治療は決まっていますので、どの状態にも30年前から決まった内服薬、外用薬なのです。これらは、炎症の強い状態の時に良く効きます。
外用薬ディフェリンは、毛穴の詰まりや炎症状態を改善させるので、効く人も増えました。ただ、つけてニキビから解放される薬は今のところありません。原因がひとつ、ふたつ、と、消えてはじめて解放されていくのです。
さて保険外治療をしてもきれいになろうというあなた。
ぜひ試してみて下さい。
保険治療と、保険外治療は、ニキビに関しては、ほぼ別物と考えて下さい。
調べると、いろんな治療があるようで、迷いますよね。
保険外治療は、施設やドクターによって、ヴァリエーションがあります。
それぞれよさそう、でも、自分にはどれが合うの?
結論から言うと、行ってみる、やってみる、でどうでしょう。
ドクターやスタッフから得た情報で、あなたの肌を見て勧められ、納得したものをやるしかないです。
病院一軒で納得できなかったら、他も回ってみる。
保険診療は、あまり変わり映えしないけれど、保険外治療は、差が大きいと思います。
わたしは、自分に試して、納得したものしか取り入れません。
そして、いろんなことをやってみました。そして、今ベストと思える治療をラインアップしています。
うちでやってなくて、よそでやっている治療はもちろんあります。
どっちが効くんですか?
ネットで調べていても本当の答えは出ないでしょう。
でも、わたしは、自分にかかわった方には幸せになってもらいたいという気持ちで、診療しています。
どうぞいらしてくださいね。
※待合室のスペースの都合上、男性ならびに小学生以下のお子様のご同伴はご遠慮いただいております。
熊本市電「通町筋駅」下車、徒歩1分