美容皮膚科女医の
ひとりごと
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当院では肌診察で必ず素肌を見せて頂いてます。
始めた頃は、えっ？メイク取るの？と驚かれる事もありましたが、
当たり前になった今は、丁寧、とどちらかといえば喜ばれます。
震災の直後は断水が続きましたので、顔が洗えないので化粧しなかった、
化粧を落とせなかった、
それどころでなくスッピンで給水の列に並んでいた、
外の片づけで日焼けした、
など、日常では考えられない状態になっていた方々が、
一ヶ月半たって、鏡を見たら、えええええええええええええええ！
シミがああああああああああああ！
叫びが聞こえてくるようです。
大丈夫です。
最近できたのなら、時間が経っていないので、治りも早いです！
でも真剣にやりましょう！

とにかく、日焼け止めが、みなさま足りていません！
来院される皆様の９８％が足りていません！
２％は日焼けを全くしない人と思って下さい。
つまり普通の生活をしている人は、日焼け止め足りてません！
そう言われて
いや、あたしは、ちゃんとしてるっ！と言い返す人がいます。
べつに反論するならしてもいいですけど、
じゃあ、なぜ、胸の肌の色と比べると、顔が、どす黒いんですか？
日に焼けているからでしょう？
すなおに認めて下さい。
あなたは、日焼けしている。

あの有名なＯＯッサとかアＯＯとかＳＰＦ５０つけてるんですよ！
ＯＯネルの下地つけてるんですよ！
気持ちはわかりますけど日焼け止め効果があなたには足りてません。
不足してるんです。

毎年夏になると繰り返してお伝えします。
顔は、日焼け止めクリームをつけて下さい！
普通の生活なら、ＳＰＦ３０ＰＡ+でよいです。
信用あるメーカーのものを用意して、クリームタイプにして下さい。
直径８ｍｍの球にして、2個分が顔の塗布量です。
1個分は全体にまずのばします。
2個目は頬鼻中心に出っ張ってる所を特に上からのせます。
白浮きするわ～製品悪い、と言ってるあなた、ちがいます！
白浮きする方が、肌に優しい製品です。
つけ方を工夫して下さい。

その上からお好きなお化粧をなさって下さい。
ベースをつけたい人、リキッドをつけたい人、粉で済ませたい人、
日焼け止めをきっちりつけたあとはお好きにどうぞ。

もちろん、日差しは傘や帽子でさえぎらないといけません。
日差しを感じるけど日よけができない人は、さらに、日焼け止めを重ねます。

当院ではスティックタイプの日焼け止めを頬と鼻あごに重ねます。
その上から日焼け止め効果バツグン「水あり」のパウダリーファンデーションを重ねます。
そうすると、1時間もすれば、笑いシワが刻まれるか、
厚化粧の女になるか、
そのぐらいでないと、日焼け止め効果は望めません。
キレイなうす化粧のお姉さんでアウトドアライフ満喫は、ないです。
キレイで厚化粧のお姉さんになるしかないです。
よろしくおねがいします！

厚化粧が嫌な人は、外に出ないか、
しみになったあとにかよクリに駆け込んで下さい。
困ったあなたをどうにかして差し上げます！