「医療脱毛をしたい!」と思った時に気になるのが、効果を感じるまでの回数。
なりたい状態になるまでに「どのくらいの回数が必要か」「部位によって違うのか」など、知っておくことで、不安が少なく満足した脱毛ができます。
今回は、医療脱毛の効果や部位別の目安回数、おすすめクリニックまで紹介しますので、医療脱毛を検討している人はぜひチェックしてみてくださいね。
目次
5回で終わる?医療脱毛の目安回数は?
多くのクリニックには「5回」前後のコースが多いのですが、果たして5回でどのくらいまで脱毛できるのでしょうか。
平均的な効果を回数別にまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
回数 | 効果目安 |
---|---|
1~2回 | ムダ毛が抜けはじめる |
3回 | 全体的に薄くなる、毛が細くなる |
5回 | 自己処理が減る・楽になる |
8回 | 自己処理しなくても気にならなくなる |
10回以上 | ツルツルの状態 |
個人差があるのであくまでも目安ですが、回数を重ねていくことで徐々に効果を実感できます。
多くの人は、5回前後で自己処理の回数が減り、楽になるようです。
クリニックの多くが「5回前後」のコースを基本として設けていることから、初めて医療脱毛をする人は5回以上のプランを検討しておくといいでしょう。
また、医療脱毛は1〜1.5ヶ月くらいの間隔を空けて受けることが多いため、5回なら半年〜1年弱ほどの期間を予定しておくのがおすすめです。
部位によって違う?回数目安
平均的におよそ5回〜で自己処理が楽になると伝えましたが、脱毛する部位によって毛の太さや濃さも異なるため、それぞれの部位別に細かく紹介します。
部位別に、およその目安回数をまとめましたので参考にしてください。
部位 | 自己処理が楽になる目安回数 | ツルツルになるまで |
---|---|---|
vio | 5〜9回 | 10〜12回 |
脇 | 5〜7回 | 8〜10回 |
腕・足 | 5〜7回 | 8〜10回 |
背中 | 5〜9回 | 10〜14回 |
顔 | 8〜10回 | 11〜14回 |
人によって照射する部位の肌状態や生えている毛の深さや太さなどが異なりますので、効果に差がありますが、どの部位も5回は予定しておくといいでしょう。
そのため、上記回数はプランを検討する際の目安として参考にしてくださいね。
効果が出ない時の理由と対処法
実際に医療脱毛をした人の評判を検索していると、「効果があった」という声もあれば「効果が出ない」などのコメントを見かけることがあります。
人によって差が出るのはなぜか、効果が出ない理由と対処法を紹介します。
毛周期を意識した照射をしていない
私たちの毛は、生まれてから抜け落ちるまでに「成長期(初期・後期)→退行期→休止期」というサイクルで、日々入れ替わっています。
大きく分けて、成長が活発な時期(成長期前期・後期)と、抜け落ちるのを待っている時期(退行期・休止期)があり、このサイクルを「毛周期」と呼びます。
医療脱毛は、メラニン色素に反応するレーザーの特徴を利用し、徐々に毛を薄く減らしていく脱毛法です。
効果的な脱毛を目指すためには、毛周期に合わせて定期的な施術を受けるのがおすすめです。
また、毛は無理に抜いてしまうと毛周期が乱れ、照射しても効果が出にくくなってしまうため、自己処理をする時はシェーバーを使うようにしましょう。
編集部
毛周期を意識した脱毛をするためには
- 1〜1.5ヶ月など定期的な照射をする
- 自己処理は毛抜きを使わない
を意識してくださいね。
照射回数や出力が不足している
脱毛に通う際は、目に見えている毛が全ての毛ではないことや、生えている毛が全て成長期とも限らないことを理解しておきましょう。
つまり、たとえ効果が高い医療脱毛であっても1回で全ての毛にダメージを与えることは不可能です。
太くて根深いしっかりした毛や、色素が薄い産毛などは回数を重ねる必要があることは覚えておきましょう。
また、メラニン色素に反応する医療脱毛は、反応する部分が多い(日焼け後の肌や長い毛がある)と、エネルギーが分散されてしまい、効果が少なくなります。
さらに、肌が乾燥していると痛みを感じやすい傾向にもあるため、乾燥した肌に照射する際はエネルギーを抑えることもあり、注意が必要です
編集部
医療脱毛を受ける前に下記をチェックしておきましょう。
- 施術前の日焼けは避ける
- 前日までにムダ毛処理しておく
- 照射箇所はしっかり保湿しておく
レーザーの種類が合っていない
医療脱毛ではカウンセリングで毛質や肌質などをみて、施術に使用する機器を決めることが多いですが、レーザーには種類があり、それぞれエネルギーが届く深さやアプローチする部分が異なります。
指示を守って日焼け対策などもしているのに効果が感じられない場合は、医師に相談して機器を見直すなどの相談してみましょう。
ただし、それぞれ痛みや照射スピードが異なりますので、テスト照射ができるようでしたら実際に体験してみるのがおすすめです。
痛みに弱い人は、蓄熱式や冷却機能がついたものがおすすめですが、熱破壊式を希望する場合は、麻酔対応があるかも確認しておくといいでしょう。
効果的に医療脱毛が終わる!おすすめクリニック3選
医療脱毛がコース内で終わるか不安な人に、編集部がおすすめのクリニックを選出しました。
クリニック選びに迷ったらぜひ参考にしてみてくださいね。
じぶんクリニック
全身脱毛料金(VIO込み・顔除く) | 67,800円(税込)/3回+2回 (月々:1,200円) |
全身脱毛料金(顔・VIO込み) | 133,800円(税込)/3回+2回 (月々:2,000円) |
脱毛機器 | 2種類 ①ソプラノチタニウム(蓄熱式アレキサンドライトレーザー+ダイオードレーザー+YAGレーザー) ②ラシャトリニティプロ(熱破壊式アレキサンドライトレーザー+ダイオードレーザー+YAGレーザー) |
麻酔 | 3,300円/1部位 |
シェービング | 無料 (えり足、背中、腰、ヒップ、ヒップ奥(Oライン)のみ) |
テスト照射 | 無料 |
予約方法 | 電話・Web |
店舗数 | 全国25店舗(店舗を検索する) |
キャンセル | 受付期限:なし(キャンセル料無料) ペナルティ:なし ※無断キャンセルは除く |
- お得に全身脱毛ができる
- テスト照射が可能
- 直前のキャンセルも無料
初めて医療脱毛する人におすすめな「じぶんクリニック」。
「医療脱毛は金額が高いのでなかなか受けられない」と悩む人に嬉しい、お得なコース料金。
さらに、希望すればカウンセリングの際にテスト照射をしてくれるので、「医療脱毛の痛みが心配」という人も確認した上で契約するかどうか決められます。
また、施術直前に連絡すればキャンセル料などのペナルティがないので、急な体調不良やVIOなどの脱毛の際に心配な生理などでも柔軟に対応してもらえるのは安心感がありますね。
エミナルクリニック
全身料金 (顔・VIO除く) | 68,000円(税込)/5回 (月々1,000円) |
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全身料金 (顔・VIO込み) | 129,000円(税込)/5回 (月々1,700円) |
脱毛機器 | 1種類 クリスタルプロ(蓄熱式ダイオードレーザー) |
都度払い | ‐ |
麻酔 | 麻酔クリーム:3,000円 |
シェービング | 無料(背面・うなじ・おしり、Oライン) ※その他は1部位につき1,000円 |
テスト照射 | 無料 |
予約方法 | 電話・Web |
店舗数 | 全国60店舗(店舗を検索する) |
キャンセル | 受付期限:Web:前日18時まで・電話:3営業日前の13時まで ペナルティ:1回分消化又は10,000円のお支払い |
- スピーディーな施術時間
- 追加料金の心配が少ない
- 引越しがあっても安心!全国60店舗
スピーディーな施術で定評のエミナルクリニック。
照射速度が速い機器を使用した脱毛機を使用しており、全身脱毛も60分程度で完了するので、仕事帰りや予定がある日でも受けやすく、短時間で完了したい人には嬉しいですね。
また、無料オプションが充実しているため、施術時に必要なローションや肌トラブル時の対応などの費用はかからず、契約後の追加料金の心配が少ないのもおすすめ。
全国に60店舗あるので、引越しなどがあっても別の店舗で施術が受けられるため、転勤や移動が多い人も安心して通えます。
レジーナクリニック
全身料金 (顔・VIO除く) | ■ 通常プラン 205,000円(税込)/5回 (月々3,300円) ■ デビュープラン※VIO込み 66,000円(税込)/5回 (月々1,000円) |
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全身料金 (顔・VIO込み) | 360,000円(税込)/5回 (月々6,900円) |
脱毛機器 | 3種類 ①ジェントルレーズプロ(熱破壊式アレキサンドライトレーザー) ②ソプラノアイスプラチナム(蓄熱式アレキサンドライトレーザー+ダイオードレーザー+YAGレーザー) ③ソプラノチタニウム(蓄熱式アレキサンドライトレーザー+ダイオードレーザー+YAGレーザー) |
都度払い | あり(1回プランの都度契約が可能) |
麻酔 | 無料(麻酔クリーム) |
シェービング | 手の届かない範囲の剃り残し無料 ※時間内に終わらない場合は1回分消化 |
テスト照射 | 無料(カウンセリング予約時に希望を伝える) |
予約方法 | 電話・Web |
店舗数 | 全国22店舗(店舗を検索する) |
キャンセル | 受付期限:2営業日前の20時までは無料 ペナルティ:1回分消化 |
- 脱毛機の種類が豊富
- 麻酔が無料!
- 仕事帰りでも通える!平日21時まで営業
幅広い毛質・肌質に柔軟な対応ができるレジーナクリニック。
レジーナクリニックには3種類の脱毛機があるため、「他院では効果が出にくかった」「自分の毛質に合う脱毛機がわからない」という人は、おすすめのクリニックです。
また、麻酔代が無料なので、痛みが苦手で毎回麻酔代が心配な人にも嬉しいですね。
他にも、平日は21時まで営業しているので「休日はプライベートに使いたい」「仕事が遅くなりがち」という人にも通いやすいクリニックです。
医療脱毛とは?どんな脱毛?
「医療脱毛」といっても種類があります。
医療脱毛を受ける前に知っておきたい、基礎知識を紹介します。
医療脱毛の仕組み
医療脱毛とは、メラニン色素に反応するレーザーの特徴を利用した脱毛方法で、毛質や肌質に合わせたレーザーを照射して毛の発毛・育毛組織にダメージを与え、毛を生えにくくする施術です。
レーザーの光を作る光源(こうげん)によって肌に届く深さ(波長)が変わり、照射方法によってダメージを与える箇所が変わります。
つまり、肌質や毛質によって適切な「レーザー(光源)の種類」x「照射方法」を選ぶことが、効率のいい脱毛への近道というわけです。
レーザー(光源)の種類
レーザーの種類 | 特徴 |
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アレキサンドライト | ・毛根が浅く濃い毛が得意 ・3種類の中で最も波長が短い ・メラニンに吸収されやすい ・根深い毛、産毛は不得意 ・日焼け後や黒い肌は不向き |
ダイオード | ・産毛からVIOまで幅広く対応可能 ・波長の長さ、メラニンの吸収は3種類の中で中間値 ・2種類の波長が照射可能 ・日焼け後や黒い肌も照射が可能 ・3種類の中で最も痛みが少ない |
ヤグ | ・根深いヒゲなどが得意 ・3種類の中で最も波長が長い ・メラニンに吸収されにくい ・日焼け後や黒い肌も照射が可能 ・痛みが強い |
脱毛に使われるレーザーには主に3つの種類があり、それぞれ届く深さが異なります。
産毛や一般的な体毛には、アレキサンドライトやダイオードといったレーザーが使われ、濃くて根深いヒゲなどにはヤグレーザーが使われやすい傾向にあります。
自分の毛に合ったレーザーを判断するのは難しいので、カウンセリングの際にチェックしてもらいましょう。
照射方法
照射方式 | 特徴 |
---|---|
蓄熱式 (SHR式脱毛) | ・発毛の指令を出す「バルジ領域」に熱を蓄積し、ダメージを与える ・これから生える毛を抑える ・穏やかなレーザーを連射する ・痛みは弱め ・毛周期に関係なく照射可能 ・メラニン色素への反応が低く、日焼け後も可能 ・照射後、抜け始めるには2〜4週間前後 |
熱破壊式 (HR式脱毛) | ・毛の成長部分「毛母細胞」と栄養を送る「毛乳頭」を熱で破壊する ・今生えている毛を破壊 ・強いレーザーを単発で集中して照射 ・痛みが強い ・成長期の照射が効果的 ・メラニン色素への反応が高く、日焼け後は不可 ・照射後、抜け始めるには数日〜2週間前後 |
レーザーの照射方法には2種類あり、それぞれアプローチする部分が異なります。
発毛の指令部分にレーザーの熱でダメージを与える「蓄熱式」と、成長期の毛根部分をレーザーの熱で破壊する「熱破壊式」の2つがあります。
蓄熱式は、発毛の指令を出す「バルジ領域」へレーザーの熱ダメージを与え、次に生える毛を抑制します。
熱破壊式は、毛の発育を促す「毛母細胞」と「毛乳頭」にレーザーの熱エネルギーを集中させ、今生えている毛の中心部を破壊します。
医療脱毛の回数に関するQ&A
医療脱毛を検討している人や迷っている人のために、気になる疑問にお答えします。
医療脱毛の平均回数はどのくらい?
多くのクリニックが採用している5回前後の医療脱毛を受けると、自己処理が楽になり目立たなくなるため満足感を得る人が多いようです。
毛質や毛量、どのくらいまで脱毛したいかによりますが、「ムダ毛が目立たない程度にしたい」「ツルツルでなくとも自己処理を楽にしたい」という人は最低でも5回程度は予定しておくといいでしょう。
あくまで平均的な回数ですので、カウンセリングの際に「脱毛したい部位」と「どんな状態まで脱毛をしたいか」を伝え、何回必要か聞いておきましょう。
何回でツルツルになる?永久に生えない?
もともとの毛量や部位、脱毛の種類によって回数は異なりますが、ツルツルを目指す人は10回〜を予定しておくといいでしょう。
また、医療脱毛では「永久脱毛」という言葉をよく目にしますが、これは「永久に生えない」という意味ではありません。
一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること
*参照:アメリカ食品医薬品局
つまり、1回の施術で毛が生えてこないのではなく、徐々に毛量を減らしていくことなので、「ツルツル」になるには回数を重ねる&一定期間が必要であることは覚えておきましょう。
医療脱毛以外にも「エステ脱毛」がありますが、エステ脱毛には毛の周辺組織を破壊する力はなく、あくまで一時的に毛を弱らせる効果になるため、永久脱毛の効果はありません。
体験照射を5回うけて終わる?効果は?
体験照射を5回うけて、希望の状態まで脱毛するのは難しいと考えましょう。
- 体験照射は部位が限られていることが多い
- 肌トラブルを避けるため、エネルギーが弱い
- 肌質や毛質に合った照射でないこともある
体験照射の目的は、痛みの確認や光のアレルギーがないかの確認で行われるため、希望の部位を照射してもらえるとは限りません。
「全く効果がない」というわけではないものの、肌トラブルが起こらないよう、照射エネルギーをかなり低くしています。
自分の肌質や毛質に合った医療脱毛でも5回前後必要であるため、エネルギーを抑えた体験照射で同様の効果は難しいと想定しておきましょう。
また、体験照射はエネルギーが弱いだけでなく、その都度カウンセリングの時間が必要であることや、万が一肌トラブルが起きても保証対象外になる可能性もあります。
時間とリスクを減らすためにも、体験ではなく自分に合ったクリニックで適切な医療脱毛を受けるのがおすすめです。
医療脱毛の回数まとめ
効果が高い医療脱毛の仕組みや回数について紹介しました。
医療脱毛は、毛質や肌質、部位や使用する機器などによって必要回数は異なりますが、適切な方法で行えば「永久脱毛」が叶う脱毛方法です。
- 自己処理が減るまで5回前後
- ツルツルを目指すには10回前後
- 根深い毛、産毛は5回以上かかる
- 熱破壊式と蓄熱式で効果実感に差がある
- 肌状態によって回数に影響が出ることもある
- 回数を無駄にしないためには毛周期を意識する
部位や状態によって違いがあるものの、医療脱毛の一般的な施術回数は5回前後、ツルツルの状態を目指す場合は10回前後を予定しておくのがおすすめです。
ただし、根深く濃いヒゲや色素の薄い産毛などは、ダメージを与えるのに時間がかかりやすいため、上記目安より回数が必要になる可能性があります。
照射方式によって毛が抜け落ちるまでの期間は異なりますが、「どちらが効果が高い」「回数に影響が出る」と言うことではなく、ダメージを与える場所の違いです。
カウンセリングで自分に合ったレーザーが決まったら、回数を無駄にしないためにも毛周期に合わせて定期的に施術を受けるようにしましょう。
また、肌状態によって効果や回数に影響が出ますので、日焼けや保湿などの注意事項を守って、効果的に脱毛が完了するよう心がけながら理想の肌状態を目指してくださいね。